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ぞくぞくと生徒さんたち(のママ)から
基礎練習の動画が送られてきています。
送ってくれるかな〜と不安もありましたが、
真面目に送ってくれる!
嬉しい誤算です。
少しずつお直しを入れていますが
やはり皆良くなっています。
発表会が楽しみです(^^)
さて、GW明けすぐはセントラル愛知さんで
ゴスペラーズのコンサート、
その次は松田華音さんラフマニノフのピアノコンツェルト
2番4番と続きます。
ロシア生まれでアメリカで亡くなったピアニスト兼作曲家そして指揮者であったセルゲイ·ラフマニノフ(1873-1943)の
ピアノコンツェルト2番は、映画音楽やテレビなどにも使われる大変有名な作品です。
1900年から1901年にかけて作曲されラフマニノフにとっての出世作となりました。
この作品は友人であり精神科医のニコライ・ダーリ博士に献呈されています。
実はこの頃のラフマニノフの精神状態は1897年に世に出た交響曲一番の酷い酷評のため、スランプに陥り、またうつ病を患っていました。
指揮者としての活動を始めたのもありましたが、作曲は3年間書くことができませんでした。
そんな中でダーリー博士の睡眠療法で
少しずつ立て直していったラフマニノフは
1900年イタリア滞在していたイタリアから
ロシアに戻った8月に着想が整えられ
12月に2.3楽章を書き上げました。
ピアノコンツェルト4番を作曲した頃のロシアは不安定な政治状況にありました。身の危険を感じたラフマニノフはアメリカのニューヨークに1918年11月に渡り、生活費を稼ぐために指揮をしたりピアノを弾いたりと演奏活動での多忙の日々を送っていたようです。
しかしかねてより4番を作曲したいと考えていたラフマニノフはニューヨークで書き進め、
1926年の夏にドレスデンで完成させました。
これも最初は厳しい酷評だったため、スコア出版の前に修正や削除をくわえ改訂しました。
4番は個人的には最近弾いた中で
一番聞き取りにくく、練習に
とても時間がかかりました。
日本ではあまり演奏されないそうで
知れたことは大変いい経験となりました(^^)
また松田さんの凛としてぶれない
湧き出る音楽、また細部にわたっての美しい音色が
最後まで続いた集中力は
ブラボーでした。